はじめに
こんにちは!たぁくんです!
今回はジブリ初の3DCG作品「アーヤと魔女」をご紹介します。
本作はジブリ作品では比較的新しい作品ながら、世間での知名度は高くありません。
Googleでの予測変換でも評価が良くないことが見て取れます。
そこで今回は、酷評されがちな本作を実際に見てみた感想や、私が見つけた本作の見どころをご紹介します!
この記事でこんなことがわかります!
・「アーヤと魔女」のあらすじ、見どころ
・「アーヤと魔女」はつまらないのか
作品情報
公開日 | 2021年8月27日劇場公開 |
監督 | 宮崎吾朗 |
企画 | 宮崎駿 |
脚本 | 丹羽圭子 |
出演者 | 平澤宏々路 寺島しのぶ 豊川悦治 濱田岳 |
主題歌 | シェリナ・ムナフ 「あたしの世界征服」 |
あらすじ
幼少期から孤児として孤児院で過ごしてきた少女アーヤ・ツールは、何事も自分の思い通りになる孤児院での生活に満足していた。
ある日、孤児院に魔女のベラ・ヤーガと同居するマンドレークが来て、アーヤを引き取ることに。
ベラ・ヤーガとマンドレークの家で、魔女としてのベラ・ヤーガの手伝いを強いられる生活が始まる。
アーヤは次第にベラにこき使われる生活に嫌気がさし、ベラ・ヤーガの家で出会った黒猫のトーマスとともにベラへの反撃を始める。
見どころ・感想
子ども向けの内容でつまらない?
酷評されがちな本作品ですが、その原因はやはり子ども向け作品っぽい雰囲気があるところでしょう。
3DCGを用いた表現や、わかりやすすぎるストーリー展開、棒読み気味のサブキャラの声優等、チープ感が漂っていることは否めませんでした。
しかし、本作品ならではの魅力も見つけたので、3つのトピックに分けてご紹介します。
鑑賞者に閉鎖感を与える演出
ベラの家での演出については個人的には好きでした。
ベラとマンドレークの家でのシーンが多くあるのですが、暗い家の中のシーンが続くことにより閉鎖感が生まれ、思い通りに生活できないアーヤの気持ちを鑑賞者にも共有させることができています。
UKロックを感じる音楽&サイケデリックな色彩演出
本作の舞台は1990年代イギリス。
作中で流れる音楽は、ディープパープルを思わせるキーボードが映えるUKロックの雰囲気を感じさせます。
個人的に1990年代の音楽は好みなので、UKロックが好きな方は作中の音楽について注目してみると面白いかもしれません。
また、本作の色彩表現も独特で、原色が多用され、前述したUKロックに相まってサイケデリックな雰囲気も楽しめます。
本作品でのジブリらしさ
ここまで本作の表現技法にスポットを当てて述べてきましたが、本作はジブリらしさもしっかり味わうことができます。
ミステリアスで引き込まれる冒頭の展開、おいしそうな食事の数々などの今までのジブリ作品のエッセンスもしっかり感じられます。
まとめ
今回は「アーヤと魔女」をご紹介しました。
今までのジブリ作品の雰囲気を引き継ぎつつ、3DCGを筆頭としたこれまでのジブリ作品にみられなかった挑戦的な技法も用いられている作品です。
ネットでの評価以上におもしろい作品だったと私は思いました。
気になった方はぜひご覧になってみてくださいね。
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