思い出のマーニーはつまらない?ネタバレなし!あらすじ、魅力をざっくり紹介!

ジブリ
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はじめに

こんにちは!映画大好きたぁくんです!

今回はスタジオジブリ作品「思い出のマーニー」を鑑賞したのでご紹介します。


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本作は、米林宏昌監督の2作目の長編作品です。
ファンタジー要素が強く、間接的な表現が多いため、内容がわかりにくいと評価されがちな本作の魅力、個人的な感想をざっくりお話しますので、これから見ようと思っている方、そうでない方もご覧いただければ幸いです。

作品説明

  • 公開日:2014年7月19日公開
  • 監督:米林宏昌
  • 原作:ジョーン・G・ロビンソン「思い出のマーニー」
  • 音楽:村松宗継
  • 出演者
    高月彩良
    有村架純
    松嶋菜々子
  • 主題歌
    プリシラ・アーン
    「Fine On The Outside」

たぁくん的評価

  • ストーリー構成:★★★★☆ 4/5
  • 演出:★★★★☆ 4/5
  • 映像:★★★☆☆ 3/5
  • 音楽:★★★★☆ 4/5
  • 個人的好み:★★★★★ 5/5

あらすじ

札幌に住む少女、杏奈は、実の両親、祖父母を幼少期に失い、里親である頼子に引き取られ、12歳まで生きてきた。そんなある日、学校の授業で公園にスケッチをしに来ていたが、持病の喘息の発作が起こり、早退する。学校に置いてきた鞄を届けに同級生が家に来たが、頼子はその態度から杏奈が学校で孤立していることを悟る。
杏奈の体調、現在の生活環境を案じた頼子は、杏奈に田舎での療養を提案し、杏奈は夏休みの間、頼子の親戚の家である田舎の町で過ごすことになる。

登場人物紹介

佐々木 杏奈(CV:高月彩良)
本作の主人公。青みがかった瞳、ショートヘアーが特徴。幼少期に両親、祖父母を失い、自分は生きている価値のない人間と思い込んでいる。里親になった頼子とは最初は仲が良かったが、現在は壁ができている。
マーニー(CV:有村架純)
杏奈が夏休みの間に療養に行った田舎町の家の近くにある湿っ地屋敷に住む少女。金髪で瞳は青く、西洋風の容姿である。基本的には明るい性格で杏奈のことを温かく受け入れる。湿っち屋敷は何年もだれも住んでおらず、放置されていると周囲から知られているため、杏奈以外の住民は彼女の存在を知らない。
佐々木 頼子(CV:松嶋菜々子)
杏奈の養母。里親ではあるが、杏奈を心から愛しているが、最近は杏奈からは心理的に壁を作られてしまっている。杏奈に対して心配性であり、杏奈から嫌がられている。

作品の魅力・個人的感想

杏奈の成長とマーニーの謎

本作の大きな見どころは二つあります。

一つは主人公である杏奈の成長です。幼少期に両親、祖父母を亡くした杏奈は、自分は同級生のような普通の人間ではなく、いなくても良い、価値のない人間と思い込んでおり、自分の人生を前向きに捉えられていません。そんな生き方をしてきた杏奈が田舎町に療養に行き、マーニーと出会うことでどのように変化していくのかが見どころです。

二つ目は、マーニーの謎です。
マーニーは、杏奈が療養に行った田舎町に建っている古い屋敷に住む少女です。屋敷を見つけたマーニーを前に会ったことがあるかのように振る舞い、仲良くなります。しかし、近所の住民は、マーニーの存在はおろか、マーニーの住む屋敷は、だれも住んでおらず、放置されていると話します。果たしてマーニーは何者なのか、この部分も注目して見てみると面白いですよ!

考察しがいのある間接的な心理描写

元々、メッセージ性のある作品の多いジブリ作品ですが、本作では暗い過去が原因で心を閉ざした少女が主人公ということで、より細かい心情描写が為されています。杏奈の表情、趣味やしぐさまでもが杏奈の人となりを表しており、単にアニメのキャラクターではなく、1人の悩める人間のドラマとして考察しながら楽しむことができますよ!

ひと夏の思い出という独特の切なさ

杏奈は、田舎町への療養を夏休みの間だけ行くのですが、この設定がまた儚いです。ひと夏だけのマーニーとの出会いが杏奈にどのような変化をもたらすのか気になりますよね。また、夏祭りや、スイカの食事シーンなど、ジブリならではのどこか懐かしさを感じる夏の描写も見ることができるので夏の鑑賞におススメですよ!

まとめ

今回は、「思い出のマーニー」をご紹介しました。

若干内容が難しく、意味が分からないと言われがちな本作ですが、ひと夏の切なさを感じられるとても良い作品なので、気になった方はぜひご覧になってみてくださいね。

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